急速なIT化が進んでいくにあたって、インターネットはとても身近なものになりました。最近では、技術がより発展していっており、サイバー空間と、リアルであるフィジカル空間を、うまく融合させ、より便利な社会を作り出そう、という動きが高まっています。その中で、今までのルールがむしろ邪魔になることがあり、ルール改正や、人々の価値観に対するアプローチが必要になっていることが多いです。そういう背景があり、経済産業省は、アジャイル・ガバナンスのデザインと実装に向けて、ということを発表しました。では、どのような内容なのでしょうか。
そもそも、アジャイル・ガバナンスとは、環境が変わっていくことに対して、柔軟に目標設定を変えていき、自らが変化していく、という行政のことを言います。なぜそのようなことを言うか、というと、やはり、IT化において、今までのルールを急速に変えていくに従って、環境に合わせて変化していくことの重要性が問われているためです。
アジャイル・ガバナンスにおいて最も大切なことは、目標設定です。目標を見誤ると、あらぬ方向に進んでしまうことになります。また、行政のやり方も、根本的に変えなければいけない可能性があります。ですから、とにかく周囲の変化に敏感になり、そして恐れずに自らが変化していくことが大切なのです。